脳梗塞で右半身不随になった男の軌跡


by higeji-musume

プロフィールを見る
画像一覧

☆お願い☆
ひげじいの描いた絵画の
無断転載はお断りします。
コメントで一言お願いします。

内容と関係の無いコメントは
削除させていただく場合がありますが、
ご了承ください。

にほんブログ村
「水彩画」カテゴリと
「脳神経脊髄」カテゴリに
参加しています。
にほんブログ村 美術ブログ 水彩画へ
にほんブログ村 病気ブログ 脳卒中・脳梗塞へ
にほんブログ村

お暇な方はどちらかをクリックしていただければ幸いです。

カテゴリ

☆髭爺ギャラリー
突然の脳梗塞(5話)
47日間入院生活(9話)
リハビリテーション入院(15話)
自宅介護(12話)
10年後・・・(1話)
☆脳梗塞の経歴
☆連絡事項

以前の記事

2013年 05月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 05月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 03月
2011年 02月
2010年 07月
2010年 05月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 09月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月

その他のジャンル

記事ランキング

ブログジャンル

病気・闘病
アート・デザイン

画像一覧

2-7 娘の存在

「もういっちょうコイや!」

「またぁ?」

「よっしゃ、短冊いって動物いって猪の鹿蝶もや!」

「ああー、また負けたー」


病室に似つかわしくない会話が飛ぶ。

ここは国立病院、大部屋。

声の大きさに母が周りを気にして顔をしかめた。


病室での花札は、脳梗塞で倒れるまで交流の少なかった父と娘の憩いの時間をもたらした。

札を下に並べ、動く左手を器用に使う父を見ながら「これもリハビリ」と娘は母に笑った。



「体調はどうですか?」

看護士さんの声が聞こえ振り向くと、先生がにこやかな顔でこちらを見ている。

診察の時間だ。

「今終わりますっ!」  「いいですよ」

病室で花札に興じる不謹慎な親子を笑顔で待ってくれる若い先生だった。



「顔色良さそうですね」  「連勝や!」
 

花札で大勝ちした日の父の血圧は比較的落ち着くことが多かった。


そして翌日もリハビリと血圧安定の為と、花札用の座布団を用意し、

父と娘のひと勝負が始まる。



とにかく今楽しめることを楽しんだらいいんじゃん。

父の入院中の娘は、いつもどおりの末っ娘だった。



突然の脳梗塞にとまどう夫婦に、こんな無責任な娘も時には必要だったのかもしれない。

…と勝手に自分の存在価値を感じている娘です。(笑)

にほんブログ村 病気ブログ 脳・神経・脊髄の病気へランキング参加中
↑ワンクリックでポイントがつきます。よろしくお願いします。(1日1回有効)
[PR]
by higeji-musume | 2009-01-19 15:48 | 47日間入院生活(9話)